紅一点×SnowMan⑩ (ページ49)

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★ ページ49

向『きっかけはなんなん？』

A『うーん。声かけられたことかな。』

阿『へー。いつもなら断るのに珍しいね。』

深『Aもイケメンには弱っ、、、いたっ。』

宮『言い方がエレガントじゃないよ。』

ふっかさんに舘さんがチョップしてる。

その様子にみんな笑っていて。
、、、まあ、しょっぴー以外は、だけど。

あの時、紙袋を返されて、
本当に俺達の関係は終わったんだなと思った。

とは言っても、2人では全然会ってなかったけど。

RIDE ON TIMEの撮影が入ったあの日、
Aの話している様子を見て、
俺はただただ怖くなった。

Aのことを本気で支えられるとは思えなくて。

結局俺はAとの関係に
ただ溺れていただけなんだって気付かされた。

そう思うと自宅に足を向けようとはならなくて。

まあ、もともとこちらから連絡しない限りは
会うことはなかったんだけどね。

「悲しい？」

俺はみんながAの彼氏について
問い詰めている様子を怖い顔して
見ているしょっぴーに聞いた。

普通はそんな顔をしているのを見たら、
怒ってるの？と聞くのが正解なんだろうけど、
俺は悲しい？が正しい聞き方だろうなと思った。

渡『んー。わかんね。だけど、あの輪に入る気にはならない。』

もうその答えが全てを物語ってるよね。

そう思ったけど、そんなことを言ったら
ますますしょっぴーが拗ねちゃうから言わないでおく。

スタッフ『SnowManさん。リハ始まるのでお願いします。』

SnowMan『分かりました。』

スタッフさんがきた途端、
さっきの話の話題からどうでもいい話になる。

その辺りの切り替えの速さはさすがだ。

「しょっぴー行くよ。」

渡『おう。』

複雑な顔をするしょっぴーを引きづって、
俺達はステージに向かった。