雪の末っ子ふたりがかわいい 4 (ページ2)

今日:110 hit、昨日:59 hit、合計:29,885 hit

. ページ2

紫 side

そーっと2人でめめの方を見ると、コントローラーをぎゅっと握りしめて今にも泣きますって顔。

まずい、泣く、と身構えたんだけど、うわぁん！なんてめめの聞きなれた泣き声はしなくて、その代わりにたたーっとソファーと壁の隅っこまで走ってっちゃっためめ。

｢…っひっ、ぐ、…もっ、おしまぁいっ、！
れんっ、やらない！｣

なんてゲームをぽいっとしていじけタイム。
勝てないし眠いしのどうしようもないぐずぐずイライラをいじけるという方法で放出することを選んだらしい。

このめめの様子に
佐久間と2人で苦笑いしか出来ず笑

紫｢もうやらないの〜？
そーんなぷんぷんすることじゃないでしょ〜？｣

｢…ん゛〜っ…、れんっ、ばっかりっ、
まけるのぉ…！さくまく、やだぁ！！｣

桃｢なぁんでよ笑蓮が負けても
怒らないのお約束でゲームしたでしょ〜？｣

｢…ふぇっ、れん、っ、れんがっ、…！
れん、いちばんがっ、よかっ、たぁぁ〜っ、、！｣

なんて負けず嫌いのセリフとともに
ついにふぇ〜ん、なんて泣き始めためめ。

紫｢あぁ〜…、蓮が1番が良かったねぇ？
こっちでふっかさんとお話しよ？
ほら、抱っこしてあげるからおいで、
そんな狭いとこしんどいでしょ？｣

ここまで泣いたら甘えんぼなめめの事だからすぐ手伸ばしてくると思ったんだけど、虫の居所が悪いのか、

｢…っ、うぁあぁんっ、やぁぁっ、！
だ、っこ、しないぃ〜っ、、！！｣

なんてぷいっとそっぽ向いて抱っこしないで！と
手足をばたばたして拒否するめめ。

桃｢わかった！
じゃあ佐久間さんが抱っこしよっか〜？｣

｢…っ、ふぇぇぇんっ、さくまく、っ、
もっと、やだぁぁぁっ、！｣

もっとやだ！なんて佐久間の抱っこも拒否。
ソファーと壁の隙間でわんわんと泣きじゃくるめめ。

もうこうなると何言っても届かないのが
下から二番目の末っ子くん。
気が済むまで泣かせて疲れたら出てくるかなぁ、なんて佐久間と話してたら、

黄｢あれ？そんなとこで何してんの…？｣

早めに仕事から帰ってきた照がリビングの端でわちゃわちゃしてる俺たちを怪訝そうな目で見てる。

桃｢助かった照ちょっと来てよぉ。蓮がさぁ…｣
黄｢蓮が…？
ふはっ、れ〜んなんでそんなとこいるの、笑｣

ちょいちょい、と佐久間の手招きで照もやって来てソファーと壁の隙間と仲良ししてるめめを見て笑ってる。